home
***
CD-ROM
|
disk
|
FTP
|
other
***
search
/
FM Towns: Free Software Collection 9
/
FM Towns Free Software Collection 9.iso
/
t_os
/
tool
/
extdrv
/
extdrv.doc
next >
Wrap
Text File
|
1994-11-16
|
5KB
|
141 lines
EXTDRV V1.2
1994,8.17.
128MB 以上の容量の区画を TownsOS で扱えるようにするソフトです。
この EXTDRV を常駐させることにより、DOS5 以降 でのみ使用可能だった
「DOS 拡張区画」を普通に読み書きできるようになります。
◎ DOS V5.0 以降が必要です。
(区画設定やフォーマッティング、検査を行うために)
■ 注意
・ディスクを直接扱うソフトなので危険です。
全ディスクのバックアップをしてからお試し下さい。
(動画取り込み・再生、TownsMENU 上及びコマンドモードでのファイル操
作などでテストしていますが、全ての場合をテストすることはできない
ので。)
・時々 CHKDSK(DOS5) または SCANDISK(DOS6) で区画の検査をして、正常か
どうか確認して下さい。
・作者は、本ソフトウェアに起因するいかなる損害に対しても責任は負いま
せん。
■ 使い方
1.準備
 ̄ ̄ ̄ ̄
・拡張区画を用意して下さい。
無い場合は V5.0 以降の DOS を使って作成し、ドライブ名を割り当てて下
さい。
1つのディスク内で普通の区画と拡張区画を混在させる場合は、普通の区
画を区画番号の小さい方にまとめて設定して下さい。
・「アプリ領域3」を確保して下さい。
コマンドモードになり、
\EXE\SETUP
と実行して下さい。
メニューから「拡張メモリの設定」を選び、「アプリ領域3」を「登録」
し、終了します。(終了時にデータの書き込みをします)
この後、マシンをリセットして下さい。(リセットしないと無効です)
2.EXTDRV の常駐
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
コマンドモードになり、
EXTDRV 32 8 64 4 0 0 区画のリスト
^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^
(注意1) (注意2) (注意3)
のように実行します。
(注意1)
これらのパラメータは使用するバッファの数で、順に
「FAT」「ルート・ディレクトリ」「データ」「DMA」
用のバッファの数です。
ちなみに、「FAT」と「ルート・ディレクトリ」は 2KB 単位、「データ」
はクラスタ単位、「DMA」は 1KB 単位です。
「DMA」用のバッファ数により常駐サイズが変化します。これはクラスタ
・サイズより大きく指定しても役に立ちません。
他のバッファはプロテクト・メモリに取られます。
数値は搭載メモリ量と相談して決めて下さい。
(注意2)
ここにはアプリ領域3の使用範囲を指定します。順に、
「使用開始位置」 「サイズ」
で、それぞれ十進数で記述します。サイズが 0 なら 65536 と見なされま
す。
よって上の例では、「アプリ領域3の先頭から 64KB を使っていいよ」と
指示していることになります。他にアプリ領域3を使うアプリが無い場合
は、これで問題無いはずです。
(注意3)
「区画のリスト」とは、このドライバに扱わせるドライブ名と区画の対応
を指定するものです。
ドライブ名と区画の対応は3文字で表し、
最初の文字がドライブ名 (A ~ Z)
2番目の数字が SCSI-ID (0 ~ 6)
最後の数字が区画番号 (0 ~ 9) (区画番号 1 ~ 10 に対応)
という風になってます。
(区画番号は 0 ~ 9 です、注意して下さい)
(例)ドライブ J が SCSI-ID=2 のディスクの区画番号 1 である場合
J20
(例)ドライブ L が SCSI-ID=3 のディスクの区画番号 2 である場合
L31
これらを空白で区切って並べることにより複数のドライブを指定します。
(例)J, L の2つの拡張区画を扱わせる場合
EXTDRV 16 10 30 4 0 0 J20 L31
以上で、リアル及びネイティブのアプリからアクセスすることができるよう
になります。
dir コマンド等で中身が見えるはずですし、TownsMENU に戻って指定したド
ライブを開けば中身が見えます。
■ その他
○ 常駐解除方法
EXTDRV -
但し、EXTDRV を常駐させた後に INT21 か INT2F をフックするような TSR
を常駐させている場合は、その TSR の常駐を解除してからでないと
EXTDRV の常駐は解除できません。
○ AUTOEXEC.BAT の中で常駐させる場合
・CoCo を常駐させている行より後ろ
かつ
・SIDEWORK ドライバを常駐させている場合は、その行より後ろ
に書いて下さい。
CONTROL.EXE の直前がいいでしょう。
○ 暴走する場合
「アプリ領域3」が登録されているかどうかチェックして下さい。
DOS6 等の OS から TownsOS に戻って来るときに、拡張メモリの設定を変
えるバッチを使っている場合は、そこで解除してしまわないように。
○ コマンドモードについて
TownsMENU からコマンドモードになるためのコマンドモード・アイテムに
はパラメータに /R オプションが指定されていますが、これを外して使っ
ている場合も多いと思います。
/R オプション無しのコマンドモードを使って常駐・常駐解除を行うと、メ
モリを浪費します。これを繰り返すと、やり方によっては最悪の場合、コ
ンベンショナル・メモリの空きが足りなくなってハングします。
また、常駐時と解除時で /R オプション有り・無しのコマンドモードを混
ぜて使わないで下さい。
■ おわりに
DOS filesystem を解釈する部分は mtools (PDS) のソースを使わせていた
だきました。
Redirector I/F は「UNDOCUMENTED DOS(第2版)」(ISBN 0-201-63287-X)
を参考にさせていただきました。
伊藤哲史さんからは CoCo の API を教えていただき、ディスク・キャッ
シュをプロテクト・メモリに置けるようになりました。
座敷わらしさん、ひろみさんからはいくつもの不具合を指摘していただ
き、重大なバグを修正する事ができました。
みなさん、ありがとうございました。
ご意見・ご質問等はメ-ルでお気軽にどうぞ。
野村 茂弘 GBB00111@niftyserve.or.jp